45.「災害時のペット避難はどうする?」

近年色々な災害が起き、ペットの犠牲も少なくない時代です。

災害はいつ起こるか分かりません。

大きな地震や台風、豪雨などが発生したとき、飼い主自身が安全に避難することはもちろん、

大切なペットをどう守るかも普段から考えておく必要があります。

災害時は、ペットも一緒に避難する「同行避難」が基本だとは考えていますし、勿論置いてきぼりなど、可愛い子に対してできるものではありません。

しかし2011年に起こった

「福島第一原発事故の際、避難区域に牛や犬などの動物が取り残された」

という話は事実です。

どうする事もできず飼い主さんは心を痛められた事だと思います。

この原発事故では、避難指示によって住民が十分な準備をする時間もなく

避難し、警戒区域内に犬や猫が残されました。

環境省の記録にも、屋内に残されたもの、屋外につながれていたもの、

逃げて放浪していたものなどがいたと記録されています。

地震や洪水などが起きたら、まず自分と家族の安全を確保するのは当たり前です。

自分の身が守れなければペットも守れないですから。

避難先で人間は食べ物や水は頂けます。

しかしここではペットの食料は確保できないですし、

避難所でのペット同伴も本当に少ないと聞きます。

ゼロと考えておく事が無難です。

普段から、フード・水・薬・トイレ用品・リード・ケージなどを

最低5日分、できれば1週間分備蓄しておく事をおすすめします。

ペットが慣れていない場所でも落ち着けるよう、普段からケージに入る練習をしておく事も必要だと思います。

迷子対策として、マイクロチップの時代ですが、災害時の混乱した中で、

すぐに効果を発揮するかはわからないので、

迷子札などで、飼い主の連絡先がわかるようにしておくと少し安心です。

ペットの全身写真をスマートフォンだけでなく、

紙でも用意しておくと、万が一迷子になったときに役立ちます。

自宅に残しておくと、2011年にも多く報告されていますが、

屋内に残されたもの、屋外につながれていたもの、

逃げて放浪してしまう結果にもなりますのでやはりできる限り

お手元で面倒をみてあげてください。

大切なのは、「災害が起きたら何とかする」のではなく、

「災害が起きたらどうするか」を今のうちに決めておくことが大切です。

福島第一原発事故で起きた動物たちの問題は、決して過去の出来事だけ

ではありません。地震や豪雨など、さまざまな災害が起こり得る今、

私たち一人ひとりがペットとの避難について考えておく必要があります。

大切な家族であるペットを守るために、

今日からできる準備を一つずつ始めてみましょう。

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