44.「ペットのお葬式」~縁というものは~
人が動物を選んでいるように見えて、本当は動物のほうが、
「この人のところへ行こう」
と、私たちを選んで来てくれているのかもしれません。
そして、その子には、その子にしかできない役割があるのかもしれません。
寂しさを癒すために。
愛することを教えるために。
生きる喜びを思い出させるために。
あるいは、忘れていた大切な何かを、もう一度思い出させるために。
ペットとの出会いは、偶然のように見えて、実は人生に必要なタイミングで訪れる「魂と魂の出会い」なのかもしれません。
そして、いつか別れの時が来たとしても、そのご縁までなくなるわけではないのでしょう。
姿が見えなくなっても、その子が教えてくれた愛情は、ずっと心の中に残ります。
だから、私たちが「ペット葬儀」でお見送りするのは、命との別れであると同時に、
その子が残してくれた愛を受け取る時間でもあるのだと思います。
「この子に出会えて、本当に幸せでした」
そうおっしゃるご家族の言葉を聞くたびに、私は思います。
もしかすると私たちは、ペットを迎えているのではなく
大切な何かを教えてくれる存在を、迎え入れているのかもしれません。
そしてその子もまた、
「あなたに会うために、ここへ来たのかもしれない」
のです。
