46.「ペットロス」~仲良くなれる悲しみをみつけたら~
勿論あの子にふれる事はもう今はできないです。
触れることはできなくなっても、
一緒に歩いた道。一緒に見た景色。抱きしめた感触。
眠っている姿。嬉しそうに走ってきた姿。
あなたの中で残っている記憶、感触それは
誰にも奪うことができません。
逝ってしまったけれど、あなたの人生に残してくれたものは、
たくさんありますよね。
一緒に暮らせて幸せだった。本当にかわいかった。
だけど・・・もういない・・・淋しい・・・
こんなに悲しんでいたらあの子も悲しむだろうな・・・
わかっていても・・・
大切な存在を失った悲しみは「忘れる」事がゴールではなく
深い悲しみが少しずつ時間と共に必ず薄れていくものです。
無理に悲しみを無くす努力はいりません。
そういった時間もペットロスには大切な過程です。
もっと、何かできたのではないか?あの選択は正しかったのか?
もっと、早く病院に連れて行けば・・・ 何故あの日ひとりにしたのか・・・
多くの人が自分を責めます。
後悔や罪悪感は大切な存在を失った時に起こる自然な悲嘆の反応で
あなたが悲しみすぎるのでもなく、自然な愛情の証拠です。
無理に元気にならなくてもいいのです。
精神科医がすすめるひとつの方法としてこういうものがあります。
まず、どんなに今悲しいのかを誰かに、何人にでもいいです、
聞いてくれる人にはどんどん話してください。
話しながら声をだして思い切り泣いて、泣きながら
こんなに悲しいのだと、どんどん話してください。
散歩したその思い出の道を歩いて、泣いてください。
名前を呼んでみてください。
写真を見て悲しんでください。
行動を起こして一番楽だった事を繰り返してみてください。
嫌な気分になる事はしなくてもいいので除外してください。
どれか少しだけ仲良くなれる悲しみを見つけられたら、
段々と気持ちが落ち着きます。
ゆっくりと苦しい悲しみから、淡い思いでの悲しみに移ってくれます。
ゆっくりとその時が来るのを待てばいいのです。
その日を急がなくていいのです。
今日を生きるだけで十分です
朝起きる。水を飲む。何か少し食べる。お風呂に入る。眠る。
それだけでも十分です。
今は、元気になることよりも、自分をいたわることを大切にしてください。
