42. 「ペットのお葬式」~犬がみている夢~
訪問火葬ペットのお葬式で大型犬の飼い主様から大変面白いお話をお伺いしました。
ペットのお葬式といえば、大切な家族とのお別れの場ですから、どうしても重く、悲しい雰囲気になるのが普通です。
しかし少しお年を召された、ご夫婦は悲しいけれども、どこか温かいお見送りの仕方でした。
こんなお別れがあってもいいものだとつくづく思わせていただける、とても素敵なご葬儀でした。
13歳まで生きたその子は、若い頃、警察犬になるようにと、学校に入れたのですが、
訓練の厳しさに耐えられなかったのか、訓練士の姿をみると、腰を低く落として逃げたり、そして下痢を起こすようになり、仕方なく、連れて帰って来たことがあったそうです。
それから又、ご主人がおっしゃるには、犬は本気では寝ないものだと聞いていたが、泥棒が入っても気づかず、眠っていたという素晴らしい経歴の持ち主だったと・・・。
甘えたで、いたずらっ子で、本当に可愛かったと。
好き放題に生きている幸せな犬生だったと、聞いていても、つい笑ってしまうエピソードばかりでした。最後のお言葉が、とても素敵でしたので、ここでご紹介させて頂きます。
犬は夢を見るのだとおっしゃいます。
昼間に楽しかったお散歩や遊びがあった時には、足をピクピクや時には宙を漕ぐようなしぐさで動いたり、おやつのガムを取り上げられた夢でもみてるのかなと思うくらい寝息と一緒に「クゥーン」「ウゥー」と声をあげたり、口元をモグモグさせたりするそうです。
ご主人が少し調べると、犬にも人間と同じように、体が休んで脳が活発に動くレム睡眠が存在し、レム睡眠中の脳波は起きているときに近く、この時間帯に夢をみていると考えられていますとの事。
お別れの言葉にご主人は「わしらの夢に今度は出ておいで。一緒に走って遊んでやれるから・・・かならず夢に出ておいで・・・。待ってるから・・・。」
悲しいけれど、どこか温かい。
涙がこぼれるけれど、思わず笑顔になれる。
そんなお別れがあってもいいのだと思います。
ほのぼのとした「ペットの訪問火葬」を執り行わせて頂き感謝です。
