41.「天国からの手紙」~猫編・亡くなって一年目~

お父さん、お母さんへ
私が旅立ってから、一年が経ちました。

今でも、私がいつもいた場所を見て、
「ここにいたのにな」と思うことがあるでしょう。

窓辺やお気に入りの場所、
私が丸くなって眠っていたところ。

ふとした瞬間に、
私の気配を感じることもあるかもしれません。

そんなときは、
「会いたいな」と思ってくれているのですね。

私も、あなたに会いたいよ。
でもね、心配しないで。

私はいなくなったのではなくて、
少しだけ遠くへ行っただけ。

今は苦しくないし、
元気に走ったり、のんびりいつものように昼寝をしたりしています。

だから、最後の日のことばかり
思い出して自分を責めないでください。

もっと早く気づけばよかった。
もっと何かしてあげればよかった。

あのとき、もっと優しくしてあげればよかった。
そんなふうに思わなくていいのですよ。

私は、最後の一日だけで
あなたとの時間を覚えているんじゃない。
名前を呼んでくれたこと。

抱っこしてくれたこと。
ごはんをくれたこと。

一緒に過ごした静かな時間。
全部、私の宝物です。

泣いてもいいよ。
でも、いつか私を思い出したときには、
少しだけ笑ってください。

私は今も、
あなたのそばにいるからね。
大好きだよ。

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