6.【犬の十戒】~犬からの10のお願い~

私と気長につきあってください:環境やルールを理解するまで、少し時間がかかります。
我が家に迎えた頃、私はあなたが、環境やおうちのルールになれるまで待ってあげる事ができずによく叱ったよね。そう、まだ赤ちゃんだという事も忘れて・・・オシッコ場所が覚えられなかったり、何でもかじって壊したり、イライラして怒鳴ったり・・・・最初はほめることをしなかったよね・・・あの頃あなたは、ものすごく辛かったよね・・・生まれて数ヶ月でお母さんと別れて知らない世界に来ている不安な気持ちも察することもしなかったよね。・・・ごめん

  1. 私を信じてください:それだけで私はとても幸せになれます。
    あなたは私を信じてくれていた?一緒に生きる意味をくれたよね。あなたはどうだったのだろうか・・・私は幸せだった・・・きっとあなたもそう思ってくれているような気がする・・・。だから時々私のまわりで気配を感じさせてくれるよね・・・
    カシャカシャと廊下を歩く音をさせたり・・・・
  2. 私にも心がある事を忘れないでください:されたことはずっと覚えています。
    わたしは
    忘れずにあなたを育てたと思っています。玄関を開けた時のあの喜びかた・・・。
    出かける時のやんちゃぶり・・・。留守番の時に必ずするいたずら・・・。
    私が泣いている時に涙をぺろぺろして慰めてくれるやさしさ・・。ご機嫌悪い時は無視をしてたよね・・。あなたに心がある事はずっとずっと感じていたよ・・・
  3. 言うことをきかないときは理由があります:体の調子が悪いのかもしれません。
    わたしは
    いう事を聞かない時には理由があった筈なのに叱ったりしたよね。ごめんなさい。
    体調が悪かったのに気付かないで無理に散歩に行ったよね。ごめんなさい。
    膝が悪くなっていたのに気付けなくて手術にまでなって痛かったね。ごめんなさい。
    散歩の時によく走るあなたを喜んでばかりで散歩時の首輪の引っ張りが強く気管虚脱になっていても長い間気づかずにごめんなさい。
  4. わたしにたくさん話しかけてください。:言葉の意味は分からなくても、声や気持ちは伝わっています。
    わたしは
    たくさん言葉を覚えてくれたよね。ありがとう。あなたは理解できているのに嫌な言葉は無視をしてたよね。探し物をしていてどこかと聞いたらその場所まで誘導してくれたよね。ありがとう。本当におりこうさんでした。でもあなたの若い頃、無知な私はそんな会話はないものだと思っていたのであまり話しかけてあげてなかったようにおもうけど・・・。淋しい思いをさせてごめんなさい。
  5. 私をたたかないで:本気でかじらないのは、あなたを信頼しているからです。
    わたしは
    あなたは本当に怒ったら私を鋭い歯で傷つけられる力はあるのに、無抵抗なあなたをいう事をきかなかったり、粗相をしたりしたらよくお尻をたたいた時期もあったね。罰だとおやつを抜いたり・・・。ごめんなさい。
  6. 私が年をとっても仲良くしてください:あなたも同じように年老いていきます。
    わたしは
     年老いておとなしく、おりこうになったあなたと、年老いた私は本当に仲良く暮らせたね。目が見えなくなったあなただったけど幸せそうだった。やせ細り、夜と昼を間違えだしても愛おしく感じていました。
  7. わたしにはあなたしかいません:あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
    わたしは
    そうだよね、幼い時にあなたはお母さんと離されて私のもとに来たんだから、あなたにとってのお母さんは私だよね・・・・。あなたの世界には私しかいないんだよね。ほんとうにそれを最後まで理解してあげていたのだろうか・・・・。ごめん・・・。
  8. 私には10年~15年くらいしか生きられません:だから、できるだけ一緒にいてください。
    わたしは
    これは守れたね。ずっとずっと一緒だったね。家族みんながずっと一緒に暮らせたね。幸せでした。ありがとう。
  9. 最期の旅立ちのとき、そばにいてください:あなたがいてくれたら、それだけで安心して旅立てます。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。
    わたしは
    18年を生きてくれたあなた。晩年は目が見えなくなり、夜通し抱っこをしていないと苦しそうになく日々に、私はすっかり疲れ果てていました。 ある朝方、ほんの少し目を閉じたその一瞬の間に、あなたは静かに逝ってしまいました。 朝光の中で見つめたあなたの顔は、まるで心地よく眠っているだけのような、本当に安らかな表情でした。腕の中で看取ることができなかった後悔が、波のように寄せては返す。18年間という長い時間をともに過ごしてきたのに、最後の瞬間に温もりを分け合えなかったことが、後悔として残る。
    けれど、朝日を浴びて横たわるあの子の顔には、もう夜の苦痛も惑いも一切なかった。腕の中ではなく、朝の光に包まれて旅立ったあの子。その穏やかな表情は、「ずっとそばにいてくれて嬉しかったよ」と、最後の最後に私へ届けてくれた、静かな答えのように見えたが、最後のお願いはきいてあげなかった。ごめんなさい。

つづく

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