58.「ペットロス」~天国からの手紙・猫編・亡くなって三年目~
お父さん、お母さんへ
私が旅立って、三年になりました。
あれから、
あなたの暮らしも少しずつ変わったでしょう。
私のいない家にも、
少しずつ慣れてきたのかな。
でも、ときどき私の写真を見たり、
昔のことを思い出したりするでしょう?
「この子は本当にかわいかった」
「こんなことをしていたね」
そんな話をしてくれていると、
私は嬉しくなります。
私のことを忘れていないんだね。
ありがとう。
でもね、
私のことを忘れないために
悲しみ続けなくても大丈夫だよ。
私との思い出は、
悲しみだけじゃないでしょう?
一緒に笑ったこと。
私がいたずらをしたこと。
気まぐれに甘えてきたこと。
そばにいるだけで安心できたこと。
そんな何気ない毎日こそ、
私が一番大好きだった時間です。
だから、私を思い出したら
「ありがとう」と言ってください。
私もあなたに、
「ありがとう」と言っています。
あなたの家族になれて、
本当に幸せでした。
これからも、
時々私の名前を呼んでね。
ちゃんと聞いているから。
そして、あなたが笑っているときは、
私も一緒に笑っています。
いつまでも、
私はあなたの家族です。
