57.「ペットロス」~天国からの手紙・犬編・亡くなって三年目~
「思い出してくれてありがとう」
お父さん、お母さんへ
私が旅立って、三年になりました。
あれから、いろいろなことがあったでしょう。
私がいない暮らしにも、少しずつ慣れてきたのかな。
でも、ときどき私のことを思い出して
笑ってくれることがあると聞こえています。
「こんなことがあったね」
「このときは可愛かったね」
そんなふうに話してくれることが、私はとても嬉しいです。
私のことを忘れないでいてくれて、ありがとう。
でもね、
もう「忘れてしまうのが怖い」と思わなくても大丈夫。
思い出は、なくなりません。
写真の中にも、あなたの心の中にも、
一緒に過ごした時間の中にも、ちゃんと残っています。
私がいなくなったあとも、あなたが笑ってくれることは、
決して私を忘れたことではありません。むしろ私は、
「幸せになってね」と願っています。
だから、これからは私を思い出したとき、
少しだけ笑ってください。その笑顔を見るのが、
私の幸せだから。
私はずっと、あなたの家族です。
これからも、時々思い出してね。大好きだよ。
