24. 「ペット火葬」~ワンちゃんは必ずお別れの挨拶をするⅢ~

眠っているような状態で足をパタパタと動かすこともあります。
まるで夢の中で走っているような姿。
若い頃にお散歩で思いっきり走った日のことを思い出しているのかな。
大好きな公園を走っているのかな。
そんなふうに思いたくなるような姿です。
実際には、終末期には身体や脳の働きの変化によって、
このような不随意な動きが起こることがあります。

だから、必要以上に慌てる必要はありません。
苦しそうでないかをそっと確認しながら、静かに寄り添ってあげてください。
最後のサインは、その子によって本当に様々です。
食べる量が少なくなっていく。
眠っている時間が増える。
立ち上がることが難しくなる。
呼吸の様子が変わっていく。
水も飲めなくなっていく。
そして、少しずつ身体が静かになっていく。
それを見ている飼い主さんは、
「もう少しだけ」
「あと一日だけでも」
「まだ連れていかないで」
そう願ってしまいます。
それは当然のことです。
大切な家族なのですから。
でも、最後の時間に一番大切なのは、
「何としてでも延ばすこと」だけではないのかもしれません。
その子が苦しくないように。
怖くないように。
大好きな家族の声を聞きながら、
大好きな人の匂いを感じながら、
安心して旅立てるように。
飼い主さんができる一番大切なことは、
最後までそばにいてあげることなのかもしれません。
「大丈夫だよ」
「ここにいるよ」
「ありがとう」
「大好きだよ」
その声を聞きながら、安心して眠るように旅立てたなら。
それは、その子にとって、とても幸せな最後の時間なのではないでしょうか。そして  

つづく

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