53.「ペットロス」~最期に残した「ワン」の想い
年老いて亡くなる子もいれば、病気で亡くなる子もいます。
愛犬が亡くなる前、突然「ワン」と大きな声で鳴くことがあります。
経験された方も多いと思います。
一度だけ、大きな声でまるで何かを伝えるかのように
鳴くのを私も聞いています。
それが可愛い子の最後の鳴き声として耳に残っていますが、
一方で鳴くことなく、静かに眠ったように旅立った子もいます。
そのような経験をしてから私は色々と考えたりしていた時期がありました。
もしかして、病気の子は痛かったから鳴いたのか、もしかして、不安から・・・、
それとも意識の変化で自然と声がでたのか・・・。
私の帰りを待っていて、よろよろしながらも、
私の所までと駆け寄り、最後にワンと聞かせてくれて
そのまま私の腕の中で旅立った子もいます。
何度か経験して、忘れられないあの声は
「ありがとう」「大好き」と言っているなと感じます。
何故なら私が見送ったその子たちの最後の顔は、
遊び疲れて眠っているかのような、穏やかな寝顔でした。
「ありがとう、私も大好きだよ」
おわり
