64.「ペット火葬」~動物とテレパシーで会話する?Ⅵ~
その日、ラブちゃんは、帰宅したお父さんをいつものように
はしゃいで迎えに出ました。
大好きなお父さんが帰ってきた。
うれしくて、うれしくて、いつものようにお迎えに出たのです。
ところが、その直後でした。
ラブちゃんは心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ犬となってしまったのです。
あまりにも突然のお別れでした。
ついさっきまで、いつものように家族を迎えていたラブちゃん。
覚悟はしていましたが、もう少し一緒にいられると思っていました。
あの朝、私が受け取ったように感じた言葉。
「お母さん、ありがとう、さようなら」
そして、その後に叶えてくれた、いくつものお願い。
あれは、ラブちゃんとのお別れが近いことを、
私が無意識のうちに感じ取っていたのでしょうか。
それとも、本当にラブちゃんから何かが伝わって
きていたのでしょうか。
今となっては、確かなことはわかりません。
ただ、あの朝の不思議な体験と、その後にラブちゃんと
過ごした時間は、私の中で決して切り離すことのできない、
大切な思い出になっています。
「お母さん、ありがとう、さようなら」
私はラブちゃんと話せた事になるのでしょうか?
答えは、今もわからないままです。
おわり
